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2023.11.04

ヒゲ脱毛は効果が出にくい?ヒゲが抜けていく仕組み・毛の仕組みについて解説

ヒゲ脱毛を行うことを検討する男性が多くなっています。脱毛と聞いても、どのような仕組みで毛が抜けていき、生えてこなくなるのか知らない人が大半です。脱毛の知識を身に付けておかないと、間違った認識で後悔してしまうおそれもあるので、注意しましょう。
ヒゲ脱毛を行うにあたって、皆さんに効果を感じにくい部位であることを知っておく必要があります。他の体毛と比べて毛が太く濃い、毛根が深い位置にあることで、効果を実感しにくいことが特徴です。
今回の記事で、ヒゲの仕組みや脱毛の仕組みについて詳しく知っていただき、ヒゲ脱毛で満毛は、肌の表面に見えている「毛幹」、肌の内部にある「毛根」に分けられています。毛根部分には、毛が生えるために重要な発毛組織が存在します。それぞれに毛が生えるために必要な役割があるので、下記の表でまとめました。足することができるように知識を身に付けましょう。

目次
ヒゲが生える仕組み
・毛の仕組み
・部位によって生えている毛の毛質が変わる
ヒゲが生え変わるサイクル「毛周期」
・成長期
・退行期
・休止期
ヒゲ脱毛の効果が表れるのは成長期のみ?
方法別でヒゲ脱毛の仕組みが違う
・ニードル脱毛
・レーザー脱毛
・光脱毛
まとめ

ヒゲが生える仕組み

ヒゲが生える仕組みや生える部位によって毛質が異なるので、この項目でそれぞれ詳しくご紹介します。

毛の仕組み

そもそも、髪の毛やヒゲ、その他の体毛がどのような仕組みで生えてきているかご存じでしょうか。脱毛の知識を詳しく知るためには、毛が生える仕組みについて理解しておく必要があります。

毛幹 肌表面に見えていて、髭剃りで見えなくなる部分。
毛根 肌の内側にある発毛組織や皮脂腺などがある部分。
皮脂腺 肌の水分を逃がさないために皮脂を分泌する器官。
立毛筋 鍛えることができない筋肉で、寒さや情動などの刺激により、収縮して毛を逆立てます。
バルジ 毛のもとになる細胞を増やす「毛包細胞」・毛の色素に関係する細胞を増やす「色素幹細胞」があり、これらが働くことで毛が生成されます。
毛母細胞 毛乳頭から発毛信号や栄養を受け取り、細胞分裂を繰り返すことで毛を生みだします。「成長期・退行期・休止期」といった細胞分裂の周期性があります。
毛乳頭 毛根の奥にある毛細血管から栄養を毛母細胞に送り出す働きがあります。
毛細血管 無数の毛細血管が肌の奥にあり、栄養を運んでいる組織です。

部位によって生えている毛の毛質が変わる

ヒゲの生え方は、部位によって少し違いがあります。それぞれの特徴を押さえておきましょう。
ヒゲは、主に「ほほ・揉みあげ・鼻下・口下・あご・あご裏・首」に分けられます。それぞれの毛質について見ていきましょう。

ほほ ほほのヒゲは、人によって毛が細かったり、太かったりと個人差が大きい部分です。太い毛が生えている人は、青髭が目立つため、処理したいと考える方が多くいらっしゃいます。
揉みあげ 揉みあげは、細く薄い毛が生えることが多く、目立ちにくいです。しかし、毛の量が多い方は、肌のトーンを暗くぼやけたような感じにしてしまいます。
鼻下 鼻下は、毛が太く濃い方が多い部位です。毎日のように処理する部位であるため、肌荒れを起こしやすいですが、処理をやめてしまうと、青髭が目立ちます。毛の強さから脱毛効果を感じにくい部分ですので、施術回数を多く必要とします。さらに、痛みがもっとも痛い部分であるため、注意が必要です。
口下 口下のヒゲは、中心に行くほど濃い毛が生えており、施術時に強い痛みを伴う部分です。端の方から毛がなくなっていき、最後に真ん中の毛がなくなっていきます。
あご あごのヒゲは、鼻下と同様で青髭になりやすく、脱毛効果を感じにくいです。多くの施術回数をかけて、だつもうかんりょうさせます。痛みも強いので、注意が必要です。

また、デザインとしてあごヒゲだけ残すという方も少なくありません。

あご裏 あご裏は、案外自分の目では確認しづらい部分ですが、太い毛が生えている方が少なくありません。あごに比べて効果を感じやすい部分です。
首のヒゲは、濃い人と薄い人に分かれます。濃い人は、青髭となって気になる方が多く、脱毛を検討される方が増えています。凹凸が多い部分で、自己処理の難易度が高い部位であり、傷つけやすい部位です。

ヒゲが生え変わるサイクル「毛周期」

毛周期とは、毛母細胞の細胞分裂の周期のことをいい、「成長期・退行期・休止期」の3つを繰り返すサイクルのことです。この項目では、それぞれのタイミングの特徴をご紹介します。

毛周期の説明

成長期

成長期の毛は、毛根の奥にある毛乳頭と繋がっています。そして、毛細血管から毛乳頭を通して栄養を受け取り、どんどん成長していくタイミングです。光脱毛やレーザー脱毛といった光を用いた脱毛方法は、成長期でないと効果が表れることはありません。成長期の毛は、全体の毛の5〜15%しかないので、最低約6回の施術を行わなければ、脱毛完了することはなく、最大20回施術が必要であり、平均して12回の施術で脱毛完了するといわれています。成長期は、約4ヶ月〜1年という期間続き、毛母細胞の細胞分裂が繰り返し行われます。

退行期

退行期になると、毛は毛乳頭から離れて成長が止まります。次第に、肌の表面に向かって出ていくため、簡単に抜くことが可能です。肌表面に見えている毛のほとんどが退行期の毛です。退行期の毛は、メラニン色素が薄くなり、脱毛効果が表れにくい条件が揃っています。

休止期

休止期は、退行期に肌の表面に押し出されて抜け落ちていくタイミングです。休止期の長さは、個人差がありますが他の時期よりも長い傾向にあり、次の毛が成長する準備を行っています。ヒゲの休止期は、2〜3ヶ月が一般的で他の部位に比べて短く、すぐに新しい毛が生まれて成長を始めます。

ヒゲ脱毛の効果が表れるのは成長期のみ?

脱毛効果は、どのようにして表れるのかご存じの方は少ないのではないでしょうか。毛根にダメージを与えるといわれています。さらに細分化して説明すると、光や電流の刺激によって発生した熱が熱に伝わります。毛乳頭は、たんぱく質でできているため、高温の熱によって固まってしまいます。これを熱変性といい、毛乳頭の働きである毛細血管から栄養を毛母細胞に送ることができなくします。そして、新しい毛の成長を止めて、脱毛効果を発揮するのです。
毛根から毛乳頭にダメージを与えるためには、毛乳頭と毛が繋がっていないと十分な熱が伝わりません。よって、脱毛効果がもっとも大きく表れるのは、成長期の毛であるといえます。
成長期の毛は、全体の5〜15%の毛しかないので、なかなか効果を実感しづらい特徴があります。そのため、周期通りに脱毛の施術を行うことが、高い脱毛効果を実感するために重要です。毛周期は、肌表面から毛の様子を見てもまったく分からないので、判断することができません。脱毛士の経験に基づいて、この毛の様子であればこれくらいの施術間隔で施術するべきであると指示を受けるため、参考にしていただくことをおすすめします。一般的に、ヒゲ脱毛であれば成長期のヒゲに効率的にダメージを与えるためには、2週間に1回の施術を行うことが推奨されています

方法別でヒゲ脱毛の仕組みが違う

ヒゲ脱毛の効果を実感するためには、毛の仕組みや部位別のヒゲの毛質の特徴を知っておくべきです。脱毛方法自体の特徴を知っておくことで、ヒゲ脱毛に最適な脱毛方法を選んで行うことができます。それぞれの脱毛方法について見ていきましょう。

ニードル脱毛

ニードル脱毛は、針を毛穴に刺し込んで電流や低周波を流し込んだ刺激で毛乳頭を破壊したりダメージを与える脱毛方法です。他の2つの脱毛方法とは異なり、メラニン色素の有無に関係なく脱毛効果を発揮します。医療脱毛と美容脱毛のどちらでも行っている脱毛方法ですが、毛乳頭のような組織や細胞を破壊する行為は、医療脱毛でないと認められていません。医療ニードル脱毛は、永久脱毛の効果を発揮することができるとされています。しかし、アメリカでは電気脱毛協会という公的機関が存在しており、永久脱毛の定義「最後の脱毛の施術から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下の場合」と定めています。日本では、法律で医療脱毛でないと永久脱毛の効果を得ることができると謳うことができません。
毛穴に針を刺し込んで電流や低周波を流すため、すべての毛にアプローチするまでに時間がかかります。さらに、痛みはどの脱毛方法よりも強いといわれており、多くの方が施術時に痛みが強すぎて「二度と行きたくない」という方も多いようです。時間がかかり、痛みの強いニードル脱毛は、デザイン脱毛や狭い範囲、白い毛の施術を行うのに最適な脱毛方法なので、当てはまる方はぜひご検討ください。

レーザー脱毛

レーザー脱毛は、毛を黒くする要因「メラニン色素」に反応する光を照射して、熱を発生させます。発生した熱は、毛乳頭にダメージを与えて破壊します。レーザー脱毛の場合、最高瞬間温度約200度の熱が発生するので、1回で毛乳頭の働きを止めることが可能です。効果が高く、医療脱毛の一種であることから、永久脱毛を行うことができるという特徴を持ちます。
ニードル脱毛に比べて施術時間に時間がかからず、高い脱毛効果を発揮する脱毛方法であるため、ヒゲ全体の脱毛でも効率的に施術を受けることができます。しかし、痛みが強いことは同じで、麻酔を用いないと耐えられないという方もいらっしゃる程です。ヒゲのように、毛が強いような部位には、レーザー脱毛のような強い出力で施術を行う脱毛方法はおすすめです。

光脱毛

光脱毛は、レーザー脱毛と同じくメラニン色素に反応する光を照射して、熱を発生させます。発生した約60〜80度の熱は、毛根の奥にある毛乳頭にダメージを与え、毛乳頭を固めます。レーザー脱毛に比べて、出力が低いことから、1回で脱毛効果を発揮することは難しく、多くの施術回数を受けてダメージを重ねていくのです。そして、最終的にはレーザー脱毛と変わらない効果を実感していただくことができます。永久脱毛の効果を発揮することは、禁止されていますが、正しい施術間隔で多くの施術回数を重ねていただければ、ツルツルの肌を最短で手に入れることが可能です。
光脱毛は、3つの脱毛方法の中で、もっとも痛みの少ない肌に優しい脱毛方法です。出力を抑えて施術を行うことができるため、ストレスの少ない脱毛方法ではないでしょうか。質の高い脱毛機器を使用する脱毛サロンを選んでいただければ、問題なく脱毛効果を実感していただくことができます。

まとめ

今回は、ヒゲ脱毛の仕組みや毛の生える仕組みなどを詳しくご紹介しました。毛周期の存在やヒゲの部位による特徴の違いを知っていただけたかと思います。脱毛を初めて受ける、検討しているという方は、まず脱毛の仕組みについて知らないと、損してしまいます。世の中には、良質な脱毛クリニックやサロンで溢れているわけではありません。中には、質の低い脱毛サービスを提供しているお店も少なくありません。そのため、お客様が脱毛サロンや脱毛クリニックを選ぶ際に、正しい知識や情報がないと後悔に繋がってしまうので、注意しましょう。

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