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2023.10.22

細い毛や産毛に起こる硬毛化!光脱毛での顔脱毛で起こる硬毛化の原因と対策

顔脱毛の施術の様子

最近、清潔感を求めて脱毛を行う方が増加しています。特に、周りの人の目に入りやすい顔や腕、足などの脱毛が人気です。脱毛の施術を受けていくと、稀に毛が濃くなる症状が発生することがあります。脱毛は、毛を細く減らしていくことを目的としているのに、逆に毛が太く濃くなる硬毛化という症状が発生すると、驚いてしまう方がほとんどです。硬毛化は、光脱毛やレーザー脱毛で顔脱毛を行ったときに発生するトラブルで、その原因や対策方法を知らないという方が多くいらっしゃいます。
今回の記事では、光脱毛で顔脱毛を行うと発生する硬毛化の原因や対策方法について詳しくご紹介します。硬毛化について理解を深めていただき、安心して顔脱毛を受けるようにしましょう。

目次
光脱毛の仕組みと効果
・光脱毛ってどんな方法?顔脱毛で毛が抜けていく仕組み
・光脱毛で行う顔脱毛の効果
細い毛や産毛が硬毛化しやすいというメカニズム
・硬毛化とは
・硬毛化の原因
・硬毛化が発生しやすい毛の特徴
硬毛化が顔脱毛で発生しやすい場所は?
硬毛化を防ぐための対策方法
・何もせずに放置する
・出力やパルス幅を変更して施術を行う
・脱毛方法を変更する
硬毛化が発生するのは光脱毛だけ?顔脱毛を行うその他の脱毛方法
まとめ

光脱毛の仕組みと効果

硬毛化が発生するメカニズムや原因について、お話する前にまずは光脱毛の仕組みについて理解を深めておく必要があります。この項目では、光脱毛について詳しくご紹介します。

光脱毛ってどんな方法?顔脱毛で毛が抜けていく仕組み

まず光脱毛は、どのような脱毛方法なのでしょうか。光脱毛は、毛を黒くする要素であるメラニン色素に反応する光を照射します。その光は、熱に変換されて毛根の奥にある毛乳頭にダメージを与えて、毛の成長を止めることで脱毛効果を発揮する仕組みです。
毛乳頭は、毛の栄養を毛細血管から毛母細胞に送る働きを持ちます。また、たんぱく質を成分に含んでいるため、熱によってダメージを受けると熱変性を起こし固まります。固まった毛乳頭は、栄養を送る働きを失うため、脱毛効果を実感することができるのです。

光脱毛で行う顔脱毛の効果

顔の毛は、太くて濃い傾向にあるため、脱毛効果が表れにくく脱毛完了までに多くの施術回数を必要とします。毛乳頭が肌の深い位置にある場合が多く、なかなかダメージを与えることが困難です。光脱毛では、徐々にダメージを与えていくため、施術間隔をしっかりと守る必要があります。施術間隔を空けすぎるとダメージを蓄積していくことができず、毛乳頭が回復してまた太くて濃い毛を生成してしまいます。
光脱毛で顔脱毛の効果を最大限に高めるためには、15〜20回の施術を2週間に1回のペースで施術を行う必要があります。最低でも1ヶ月に1回のペースで施術を受けるようにしましょう。
また、効果の出やすさには、毛質や毛量、肌質などが大きく影響します。毛に含まれるメラニン色素が多いと脱毛効果を高めやすいです。毛量が多すぎると、光が分散してしまい、熱が毛乳頭に最大限のダメージを与えることができません。したがって、顔に生えるムダ毛が薄くて量が多いと、毛乳頭へ伝わる熱が不十分となり、十分な脱毛効果を実感することが困難です。肌質は、油分量や水分量が脱毛効果に大きく影響します。油分が多いと、光が肌表面で分散してしまい、毛根にまで光が届きません。そのため、脱毛効果を高めるには、油分量と水分量のバランスを保つことが重要です。

細い毛や産毛が硬毛化しやすいというメカニズム

上述したように、細い毛や産毛が集まった部位に、硬毛化が発生しやすいのでしょうか。この項目では、硬毛化のメカニズムについて詳しくご紹介します。

硬毛化とは

硬毛化とは、脱毛の光やレーザーを照射したことによって、その部位の毛が施術を行う前よりも太く濃くなる症状です。毛の本数が増えることではなく、それは増毛化といわれています。統計が行われた訳ではありませんが、スペインの脱毛機器メーカーが公表している硬毛化が発生する割合は、約10%といわれています。実際に、メンズ脱毛サロンオーシャンズで脱毛を行った方で、硬毛化した割合は10%を下回ります。硬毛化は、部位によって発生しやすいしにくいがあるので、脱毛する部位によってこの割合は変化しますが、あまり心配しすぎなくても問題ありません。

硬毛化の原因

硬毛化の原因は、科学的に証明されていません。仮説として挙げられているものがいくつかあるので、ご紹介します。
まずは、「脱毛のエネルギーが不足している説」です。
光を照射するとメラニン色素に反応して熱が発生しますが、メラニン色素が薄い毛や皮毛角の大きい毛(立っている毛)だとあまり大きな反応がありません。体は、傷つくと回復しようと傷を再生していくように、毛もダメージを受けると再生しようと成長因子がさらに多く放出されます。したがって、成長が促されて毛が太く濃くなるのではないかと考えられています。
次に、「脱毛の施術時の出力が高すぎる説」です。
逆に、高出力すぎると毛根の奥に熱が伝わる手前が即破壊されて、毛乳頭や毛母細胞などの発毛組織に十分な熱が届かないことが原因ではないかとされています。
最後は、「脱毛の施術時や施術後に行う冷却が硬毛化を誘発する説」です。
施術時の冷却機能があることで、短いパルス幅で高出力の光を照射してもヤケドせずに脱毛効果を発揮することができます。冷却機能が高いことが硬毛化の発生確率を高めているのではないかとされているため、冷却のしすぎを控えるべきです。しかし、冷却を弱めるとヤケドのリスクが高まってしまうので、注意が必要です。

硬毛化が発生しやすい毛の特徴

硬毛化が発生する毛には、特徴があります。「細い毛」「産毛」が硬毛化しやすい毛です。なぜこれらの毛が硬毛化しやすいのでしょうか。それは、上述した硬毛化の原因と考えられるメラニン色素が少ないことから、光の反応が弱く、熱ダメージが毛乳頭に十分与えることができないからです。
また、毛根が深い位置にあると硬毛化しやすいといわれています。毛根の深さには、個人差があるため、深めの人は要注意です。しかし、毛が太く濃い場合は、強いエネルギーで発毛組織に刺激を与えるため、しっかりと脱毛効果を実感することができます。毛が薄く毛根が深い位置にあると、硬毛化しやすいです。

硬毛化が顔脱毛で発生しやすい場所は?

上述したような硬毛化が発生しやすい特徴を持つ部位は、顔の中にあるのでしょうか。多くの男性が顔に生えるヒゲが濃くて悩んでいるというくらいですから、細い毛や産毛で毛根のいちが深い部位なんてないと思うかもしれません。体毛が濃すぎる方は、問題なく脱毛効果を実感していただくことができます。しかし、毛が濃い方でも、顔のほほや揉みあげなど、フェイスラインといわれる部分の毛が薄い方が多いのではないでしょうか。他にも、おでこに光を照射して施術を行うと、硬毛化するという場合があります。これらの部位は、メラニン色素を多く含まない部分であるため、硬毛化が発生しやすいことが分かります。
硬毛化が発生するおそれがある部分は、脱毛せずに放置して置く場合もあります。それでも脱毛したいという方には、硬毛化が発生するリスクをお話して、施術を行う場合がほとんどです。硬毛化のリスクを知っておくことで、焦らずに対策することができるので、しっかりと理解しておきましょう。

硬毛化を防ぐための対策方法

硬毛化が発生しても焦らず対策することができれば、問題なく脱毛を続けることができます。硬毛化を防ぐために行うべき対策方法をこの項目で詳しくご紹介します。

何もせずに放置する

毛には、毛周期というサイクルで生え変わっているので、硬毛化した毛が抜けて次に生えてくる毛が徐々に薄くなるのを待ちます。時間が経っても元に戻らないこともあるので、次の対策方法を行うことがおすすめです。

出力やパルス幅を変更して施術を行う

顔の毛が硬毛化したとしても、脱毛の施術を行うことができないということはありません。硬毛化した毛に出力を高めた光を照射したりパルス幅を長くして毛根の奥にしっかりと光を届くようにするなど様々な工夫を行うことで、脱毛効果をしっかりと発揮することができます
ほとんどの場合がこの対策方法で問題なく硬毛化した毛を無くすことが可能です。しかし、これでも硬毛化を対策することができない場合は、下記の対策方法を検討しましょう。

脱毛方法を変更する

光脱毛で硬毛化の対策を行うことができない場合、ニードル脱毛やレーザー脱毛などの方法に変更して施術を受けてみてください。ニードル脱毛であれば、1本1本確実にアプローチすることができるので、毛乳頭の機能を止めることが可能です。レーザー脱毛では、毛根の位置に合わせた波長の違う種類の光を用いて施術を行うことができるため、効果的な施術を行うことができるので、ぜひお試しください。

硬毛化が発生するのは光脱毛だけ?顔脱毛を行うその他の脱毛方法

光脱毛で顔脱毛を行うと、稀に硬毛化が発生してしまうとご紹介してきました。他の脱毛方法で施術を行うことで硬毛化を対策することができるともご紹介しました。しかし、顔脱毛を行うことができる脱毛方法の中に、硬毛化が発生するおそれがある脱毛方法は、光脱毛だけではありません。光脱毛とほとんど同じ仕組みで脱毛効果を発揮するレーザー脱毛は、硬毛化が発生する場合が十分にあります。レーザー脱毛は、光脱毛と同様に、メラニン色素に反応する高出力のレーザー光を照射して施術を行います。光が毛根に届かなければ、脱毛効果を十分に発揮することができず、硬毛化が発生するリスクが高くなります。光脱毛に比べてレーザー脱毛は、メラニン色素が少ない細い産毛でもしっかりとダメージを与えることができるので、硬毛化が発生しにくいと考えられています。
また、ニードル脱毛でも顔脱毛を行う場合がありますが、硬毛化する確率はほとんどありません。毛乳頭に直接ダメージを与える脱毛方法であるため、毛乳頭の働きが活発になることなく、脱毛効果を発揮することができるはずです。

まとめ

硬毛化は、細い毛や産毛に発生しやすいです。光脱毛のように、メラニン色素に反応する光で脱毛を行う場合、メラニン色素の量が少ない毛には高い効果を実感することができません。
今回の記事では、いくつかの対策方法をご紹介しました。毛周期がサイクルして、新しい毛がどんどん薄くなっていくことを待ったり、照射する光の出力を高める、パルス幅を大きくしたりなどがあります。しかし、これでも脱毛効果を実感することができず、硬毛化が続く場合は、脱毛方法を変えてみてください。どの脱毛方法がいいか迷った場合は、ニードル脱毛を選択していただくと、硬毛化した毛にしっかりと脱毛効果を発揮するので、ぜひご検討ください。
硬毛化は、稀にしか発生しないトラブルであるため、心配しすぎる必要は一切ありません。もし、硬毛化が発生してしまったときに、冷静に対策、対処していただけるように、どのような症状か知っておくことが大切です。